ニュースリリース
クルマ・技術
第59回自動車技術会賞の受賞について
この度マツダ株式会社(以下、マツダ)の研究者6名が、第59回自動車技術会賞において、社団法人自動車技術会より「論文賞」、「技術開発賞」を受賞しました。「論文賞」は、自動車技術に関係ある優れた論文を発表した個人会員及びその共著者に、「技術開発賞」は、自動車技術の発展に役立つ新製品または新技術を開発した個人会員及びその共同開発者に対して贈られます。授賞式は5月21日、パシフィコ横浜(神奈川県横浜市)において行われる予定です。
●論文賞の受賞について
本論文では、個々のドライバーの運転スタイルを指標化するチェックシートを開発し、追従運転において実際の運転との相関関係を調べることによってその有用性を明らかにしました。これらの成果はシステム設計・評価やドライバー特性の基礎研究等の面で活用されており、運転支援システムの開発に大きな貢献が期待できます。なおこの論文は、経済産業省「人間行動適合型生活環境創出システム技術」プロジェクトでの研究成果をまとめたもので、マツダ以外の研究機関から以下の3名の方が共同研究者として受賞されています。
●技術開発賞の受賞について
今回マツダが開発した高性能パティキュレート燃焼触媒では、触媒内部を酸素が移動しやすく、より多くの酸素を活用できるようにすることで、排出ガス中のススの燃焼処理速度を大幅に高めることに成功しました。これによりススの燃焼処理に必要な燃料を節約することができ、低燃費化によるCO2の削減と排出ガスのクリーン化を実現することができました。また2009年3月、本技術は社団法人日本化学会より「化学技術賞」を受賞しています。
●最近の自動車技術会賞受賞歴
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